【紫禁城】 はじめに 第一章　紫禁城の造営 一　なぜ北京を都としたのか 二　紫禁城はどのように建設されたのか 三　紫禁城の建築物の配置とその意味 　（一） 天子が中心 　（二） 陰陽五行 　（三） 中軸線 　（四） 左右対称 　（五） 四合院の組み合わせ 第二章　古代建築の精華 一　浴徳堂 二　暢音閣 三　禊賞亭 四　文淵閣 五　九龍壁 六　建物にかかる対聯 第三章　紫禁城で起きた事件 一　「梃撃」「紅丸」「移宮」の三事件 二　康熙帝、南書房でオボイを捕らえる 三　扁額「正大光明」の背後 四　重華宮における清茶会と群臣 五　養心殿における慈禧の垂簾聴政 第四章　皇居から博物院まで 一　溥儀の退位 二　古物陳列所 三　北京故宮博物院 四　瀋陽故宮博物院 五　台北故宮博物院 第五章　「故宮博物院」の珍蔵品 一　「中秋帖」と「伯遠帖」 二　「歩輦図」 三　「『唐三彩』の馬」 四　永楽・宣徳款の「銅仏像」 五　何朝宗の「達摩渡海像」 六　故宮の時計 七　「韓熙載夜宴図」 おわりに 訳者あとがき 【天壇】 はじめに 第一章　歴史を遡り天壇を語る 一　天壇祭天の由来 二　天を祀る場所の選択 三　天壇の名称の由来 四　天壇の建築物の配置 第二章　五穀豊穣の祈穀壇 一　祈年殿の変遷 二　花甲門と古希門 三　次第に高くなる丹陛橋 四　曲尺七十二間の長廊 第三章　天候順調を願う圜丘壇 一　天と対話できる天心石 二　九丈九尺の望灯杆 三　声を伝える回音壁 第四章　恭しく斎戒して斎宮を語る 第五章　鐘と磬が響く神楽署 第六章　質朴な祭天の文物 一　金銅の編鐘 二　龍亭 神版龍亭　香炉龍亭 祝版龍亭　玉帛香龍亭 三　銅人亭 第七章　威儀を正した大行列 第八章　さまざまな形の古樹名木 一　屈原の問天柏 二　九龍の柏 三　迎客の松 四　柏抱槐 五　蓮花柏 第九章　天壇と縁を結んだ名士たち 一　梁思成・林徽因と天壇 二　天壇をたびたび訪れたキッシンジャー 三　ホーキング、天壇に遊ぶ 第十章　天壇の風物がもつ伝説 一　年老いた乞食と祈年殿 二　龍鳳石の伝説 三　乾隆帝と回音壁 四　圜丘と小神童 五　益母草の伝説 おわりに 【頤和園】 はじめに 第一章　盛世の輝き、清漪園 一　清漪園の造られた時代背景　（一） 天の時　（二） 地の利　（三） 人の和 二　清漪園建設の契機 （一） 北京の水利システムの整備（二） 母親の長寿祝いに寺や塔を建てる 三　乾隆帝は「食言」して清漪園を建てた 四　清漪園の建築上の特色 五　皇帝・皇后の清漪園での活動（一） 遊園の賦詩　（二） 読書と品茶　（三） 神を祀り、仏を礼拝す 第二章　世の転変に翻弄された頤和園 一　慈禧太后時代の頤和園 二　頤和園の再生 第三章　頤和園、建物の精華 一　東宮門 二　仁寿殿 三　玉瀾堂 四　宜芸館 五　楽寿堂の建物 六　徳和園の建物 七　長廊 八　排雲殿―仏香閣の建物 九　画中游 十　清晏舫 十一　南湖島―十七孔橋 十二　蘇州街 十三　諧趣園 第四章　頤和園、山水の鑑賞 一　万寿山 二　昆明湖 第五章　頤和園の逸話二つ 一　太平花 二　眺遠斎の伝説 おわりに